エビデンスについては以前に書きました。詳しくはこちらを。
さてこの
でみると実は歯磨きは虫歯の予防としてのエビデンスは高くありません。つまり
歯磨きをしても虫歯の予防になっていない可能性がある
と言うことです。私は10年以上そのように患者さんにお話しをしてきています。
予防効果の少ない行為に精力を注ぎすぎて疲れていませんか?
頑張って歯を磨いていても虫歯になり歯科医院でもっとがんばって磨きましょうと言われて辛い思いをしていませんか?
実はWHO(コロナで有名)やFDA(アメリカの厚労省?のような)では虫歯の予防方法として推奨度が高い物は
1フッ素
2糖質制限
となっています。
歯ブラシやフロス、歯間ブラシは虫歯の予防法としての推奨度は低くなっています。
また細菌をこすり取る行為(歯磨き歯間ブラシフロス)に対する虫歯予防の効果は低い評価になっています。
の評価として信頼のできるシステマティックレビュー(後日詳しく書きます)においては、
虫歯のなりやすさは個人差が非常に大きく、それを決める要因は多岐にわたり全てを改善する事は不可能です。
そのためこれをやれば絶対に大丈夫という物はありません。
しかし、その中で効果が高いとされているものがフッ素の使用と糖質制限になります。
フッ素の濃度は高いほど良いという訳でもありませんし、糖質制限には正しい知識が必要になります。
虫歯がどうやって出来るか?も含め是非専門家の説明を聞いて頂ければと思います。
虫歯の予防に対して歯磨きはどうであるか?を書きました。歯磨きをしなくても良いと言うことではありません。歯周病等の予防には重要です。
フッ素の濃度による違いなど
歯磨き粉などフッ素について