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花粉症の新しい治療をご存じですか?実は歯科との関係が結構あります

花粉症嫌ですよね。私も30年近くお付き合いしています。

最近話題になっている舌下免疫療法をご存じですか?花粉症の症状がなくなったり軽減する方が多いようです。

簡単に言えば舌の下に杉の成分(薬)を置いて吸収させて杉に体を慣れさせていくということです。

 

シダキュアという薬とシダトレンという薬が使用されているようです。

 

歯科で何が関係するかといえば、お口に中の出血を伴う処置を行うとその傷口から薬が多く取り入れられてしまって強いアレルギー反応が出る可能性があるようです。※正確な表現ではありません

他にもお口に中に口内炎が出来てしまったり傷をつけてしまった時にも注意が必要の様です。

 

歯科治療やお口の中に傷が出来てしまった際にはお薬の使用をやめるべきか等を処方されたお医者さんに確認する必要があります。

自己判断で中止をしてしまうとアレルギー治療に支障がでてしまってもいけませんので。

当院でも必ず紹介確認を行います。

 

以下は日本アレルギー学会から出ている「スギ花粉症における アレルゲン免疫療法の手引き(改訂版)」からの引用です

https://www.jsaweb.jp/uploads/files/sugi_tebiki16_honmon.pdf

以下シダキュアの添付文書から引用https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00067169.pdf

口腔内の傷などについて、直ちに中止とは書いてはありませんが注意するように書いてあります。

 

花粉症治療に効果があり楽になる可能性のある良い治療ですが治療期間が3~5年と長く、その間にお口の中に異常が出るかもしれません。

舌下免疫療法を行っている方はお口中に異常を感じたら早めに歯科医院へ受診しましょう。

また今後お考えの方は異常が出ないように早めに歯科医院でお口の治療を済ませておくと良いですね。

 

 

一番大切なことは舌下感染免疫療法の治療中にはお口の中の傷や炎症には注意が必要で速やかに医療機関に相談することですね。