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魚が沢山釣れてしまったら

釣りを始めると稀に幸運に恵まれ大漁を経験することもあります。(運か腕かは自己判断で)

あまりに釣れてしまうと、一日では消費出来ず冷蔵庫で保存をしても腐るまで消費が追いつかない場合もあります。そのまま冷凍しても美味しくなくなります。
そんな時には干物をつくりましょう。
干物はどなたでも簡単につくれる方法があります。
従来通りの方法は夏は腐敗してしまったり冬は乾燥が足りず天候に左右されてしまいます。またハエなども来ますので衛生面が心配な方もいるかもしれません。そこで天候、季節に関係なく干物をつくれる方法をご紹介します。
魚は釣れた魚なんでも結構です。種類によって干物に向き不向きはつくってみて自己判断しましょう。それも楽しさのうちですね。
小型の魚は身を開きにしましょう。内臓や血液を徹底的に奇麗に洗いましょう。残っていると腐敗の原因になります。大きめの魚は身を10センチ四方程度に切りましょう。身の厚みは1センチほどがよいでしょう。
洗ったら水分をしっかりキッチンペーパーでとりましょう。
濃度10~15%の塩水をつくり漬け込みます。身が厚かったり脂が多い魚は濃いめの塩水。
漬け込み時間は30~60分です。
身が厚かったり脂が多い魚は長めです。これも色々とお試し下さい。
漬け込み後は水洗いをさっとして塩をおとします。
水分をキッチンペーパーでしっかりとりましょう。
ここから干します。
外には干さずに「ピチッとシート」という水分を吸収するシートをつかいます。
このシートに身をはさみます。
シートは両面使用できますので
 
シート⇨身⇨シート⇨身⇨シート
のように連続で交互にはさむと無駄がありません。
はさみ終わったら平らなままジップロックLサイズに入れて空気を抜いてジップを閉じます。
 
そのまま冷蔵庫で半日おきましょう。
それだけで完成です。
長い時間シートにはさみすぎると身がパサパサになります。
半日程度で加減して下さい。
ジップロックに必ず入れなくてはならない訳ではありませんが入れる方が冷蔵庫が生臭くなりません。
出来上がった干物は一食分(家族ならその枚数)にしてジップロックに個収納して空気を抜いて冷凍しましょう。一カ月は食べることが出来ます。(個々の身の状況や制作状況で異なりますので自己責任でお願いいたします)
サバの文化干しという商品はこのシートを使用して作られていると聞いたことがあります。
解凍は半日前から冷蔵庫に入れておくと良いですね。
また、もっと良い状態で冷凍保存したい方は脱気シーラーで空気をぬいて保存をすると良いでしょう。
※ピチッとシートは業務用の割安のものもあります。大量に作る場合はそちらを買いましょう。
また業務用はシートの水分吸収力によって種類があります。間違えずに干物を作れるスーパーというものを購入して下さい。
魚屋さんで魚が安くなっているときに多めに購入してつくるのもよいですね。色々な魚でお試し下さい。