インプラント治療は、歯を失った部分のあごの骨に人工歯根を埋入し、その上に被せ物を装着する治療です
入れ歯やブリッジとは異なる選択肢ですが、すべての方に適応できる治療ではありません。骨の量、歯周病の状態、噛み合わせ、全身疾患、服薬状況、喫煙習慣などを確認したうえで、治療が可能かを判断する必要があります
磯野歯科医院では、CT検査やシミュレーションを行い、費用、治療期間、リスク、治療後のメンテナンスについて説明したうえで、患者さんに合う治療方法を一緒に考えます
インプラント治療は、多くの研究で長期的に高い残存率が報告されています。
10年以上経過を追ったシステマティックレビューでは、7,711本のインプラントを対象に、平均13.4年の経過で累積残存率は94.6%と報告されています。
また、単独歯のインプラント上部構造に関するシステマティックレビューでは、インプラント本体の残存率は5年で97.2%、10年で95.2%と報告されています。
ただし、これらの数字は「誰でも同じ結果になる」という意味ではありません。骨の状態、歯周病の有無、清掃状態、喫煙、全身疾患、治療後のメンテナンスによって結果は変わります。
インプラント治療は広く行われている治療ですが、リスクがない治療ではありません。
治療後に腫れ、痛み、出血、感染、しびれ、上部構造の破損、ネジのゆるみ、インプラント周囲炎などが起こる可能性があります。
特にインプラント周囲の炎症は重要です。研究では、インプラント周囲粘膜炎やインプラント周囲炎は一定の割合で起こることが報告されています。そのため、治療後も定期的なメンテナンスと日々の清掃が大切です。
参考文献
インプラント治療は、歯を失った方すべてに同じように行える治療ではありません。
あごの骨の量、骨の形、歯周病の状態、噛み合わせ、糖尿病などの全身疾患、骨粗しょう症の薬を含む服薬状況、喫煙習慣などを確認したうえで、治療が可能かを判断します。
検査の結果によっては、インプラント以外の治療方法をご提案することもあります。無理にインプラントをすすめるのではなく、入れ歯、ブリッジ、歯周病治療、メンテナンスを含めて、その方に合う方法を一緒に考えます。
インプラント治療では、骨の厚みや高さ、神経や上顎洞との位置関係を確認することが重要です。
当院では必ずCT撮影を行い、立体的に骨の状態を確認します。検査結果をもとに、インプラントを埋入できる位置、治療の難易度、治療期間、費用、リスクについて説明します。
CTやシミュレーションは、治療を安全に進めるための大切な準備です。
1. 相談・お口全体の確認
歯を失った部分だけでなく、残っている歯、歯周病、噛み合わせ、清掃状態を確認します。
2. CT検査・治療計画
骨の状態や神経との位置関係を確認し、インプラント治療が適応になるかを判断します。
3. 治療内容・費用・リスクの説明
治療期間、費用、起こりうるリスク、治療後のメンテナンスについて説明します。
4. インプラント埋入手術
あごの骨に人工歯根を埋入します。骨とインプラントが結合するまで一定期間待ちます。
5. 被せ物の作製
インプラントが安定した後、土台と被せ物を作製します。
6. メンテナンス
治療後はインプラント周囲炎を防ぐため、定期的な確認と清掃が重要です。
歯を失った場合の治療方法には、主にインプラント、入れ歯、ブリッジがあります。
それぞれに利点と注意点があり、どれが一番よいかは、お口の状態、残っている歯、骨の量、費用、治療期間、清掃のしやすさによって異なります。